

いざ母乳育児を始めると、ときには「これって、ど~したらいいの?」と悩むことも…。
よくある"おっぱいトラブル"の原因&解決策を紹介します。



生後4ヵ月頃になると、赤ちゃんは好奇心旺盛になり、外の世界に目を向けるようになります。そのため授乳中、テレビや電気の明かりを目で追ったり、音が聞こえるとそちらを見たり…と、キョロキョロし始めて、おっぱいを集中して飲まなくなることがあります。
気が散りやすい場合は、(1)テレビを消した静かな部屋で飲ませる、(2)授乳ケープを使うなど、集中して飲める環境を作ってください。
また生後7ヵ月以降になると、突然1週間ぐらい授乳ストライキをする子もいます。なぜ飲まないのか理由はわかりませんが、飲まない場合は必ず搾乳してください。搾乳しないと、乳腺炎や母乳が止まるなどトラブルの原因になります。
なかには搾乳した母乳をコップで飲む子もいるため、焦らず「どんな方法だと飲むかしら?」と試しながら、ストライキが終わるのを待ちましょう。



「赤ちゃんに泣かれると、おっぱいを切り上げるタイミングがわからない」というママは意外と多いです。
しかし十分、授乳したうえで
●
●
●
●
赤ちゃんが元気で、ゴクンゴクンと音をたてながら母乳を飲む
1日8回以上授乳している
おむつを1日で6回以上交換し、おしっこをたっぷりしている
授乳中、反対側のおっぱいがにじんできたり、ツツー とおっぱい が湧いてくる催乳感覚がある
‐‐に幾つか該当すれば、赤ちゃんはおっぱいをたっぷり飲んでいる証拠。空腹で泣いている訳ではありません。
赤ちゃんが泣く理由はさまざまですが、もしかしたら眠かったり、ママに甘えたくて泣いているのかも知れませんね。
いずれにしても赤ちゃんが泣くならば、おっぱいから無理に離す必要はありません。もしママが大変なときは、抱っこしたり、散歩に行くなどして、気持ちを切り替えてあげるといいでしょう。




赤ちゃんがむせる主な原因に、母乳の出過ぎが考えられます。
よく出るおっぱいは、赤ちゃんが吸うとすぐにツツーという催乳感覚が起きて、母乳が溢れるようにどんどん湧いてきます。そのためスムーズに飲むことができずに、むせてしまうのです。
そのような場合は、授乳前に軽く搾乳して、おっぱいの勢いが少し落ち着いてから飲ませると良いでしょう。
むせることが多いと、赤ちゃんはあまり大きな口を開けて飲まなくなります。自分で母乳の量を調節して飲むのです。そうすると、乳頭痛などのトラブルが起こりやすくなります。
