
人の顔がひとりひとり違うように、乳頭の形や大きさも人によって異なります。 「乳首が小さいと飲みづらいのでは?」など心配している妊婦さんもいるかも知れませんが、「この乳頭の形では、母乳育児はできない!」ということはないので心配しないで! 赤ちゃんは、大きなお口を開けて、乳頭だけでなく乳輪までくわえておっぱいを飲みます。そのため乳輪まで深くくわえ込むことができれば、どんな乳頭の形でも母乳を飲ませることはできるので、親子で根気良くチャレンジしてください。




飲まないときは、焦って哺乳瓶を使うのはタブー。哺乳瓶と母乳は、いろいろな点で違いがあり、赤ちゃんが哺乳瓶の飲み方を覚えるとおっぱいを嫌がるようになります。困った場合は、母乳育児に詳しい助産師に相談しましょう。


乳頭がほとんど平らな状態。おっぱいが張り過ぎると乳輪全体が硬くなり、赤ちゃんが吸いづらいため、おっぱいが柔らかいうちに授乳するのがコツです。とくに赤ちゃんを産んですぐは、乳輪・乳頭が柔らかいうちに授乳したほうが良いので、あらかじめ病院と相談しておきましょう。

乳房の中に、乳頭が入り込んでいる状態。親指と人差し指で乳輪をはさみ、乳頭が出れば問題ありません。乳頭が出ずに、おっぱいを吸ってくれないときは、慣れるまで手で優しく搾乳して小さなコップやスプーンで飲ませましょう。搾乳間隔は3時間以内が目安です。

赤ちゃんの舌に乳頭が絡みづらいため、乳輪全体を深くくわえさせるのがコツです。

最初は上手に飲めないかも知れませんが、慣れてくると飲めるようになります。どうしてもお口が開かない場合は、さく乳しながら、赤ちゃんの口が大きくなるのを待ちます。
